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​抗精神薬からの離脱症状

  現在、私は34歳です。私は10代の頃からパニック障がいを患い、この病気とも10年以上の付き合いです。と同時に10年近く薬を服用しています。3年前の流産をきっかけにパニック発作とうつ病がひどくなり、夫と生まれ育った東京を離れ北海道へ移住しました。どん底に比べたらだいぶ回復はしましたが、「帯電障害」と診断されたり薬をなかなか卒業することができず、何か新しい治療はないか?と藁にもすがる思いでいた時に、石川先生のクリニックをご紹介して頂き、2017年の6月から石川先生にお世話になっています。私はこの日のご縁から運命が変わったと思っています。

 

  初診の際に、石川先生から「尿療法」についてのお話がありました。尿療法をすることで、治療の時間が短くなること。そして、お金がかからずできること。はじめは尿療法と聞いて頭が真っ白になったのですが、きちんとお話を聞いて、微量飲尿で病気が少しでも治るなら!と石川先生の2回目の診察のあとにすぐはじめました。私は1度、断薬によるきつい離脱症状を経験してから薬を飲むことへの恐怖心があり、風邪をひいても扁桃腺が腫れても薬を飲むことができません。でも、微量飲尿はすぐに試すことができました。むしろレメディーを飲み始めた時の方が勇気が入りました。自分の身体から出てきたものであれば飲んでも無害であろう!と本能的に感じたようです。

 

  私が今行っているのは、まず、朝コップに1cmくらいを飲み物で薄めて飲むことから1日がはじまります。薄めて飲むので味はほとんどしません。それから毎回お手洗いのたびに手につけてそのままなめます。今まではコップに入れて薄めて飲んでいたのですが、手につけた方が楽で、この方法ならコップなしで外出先でもできて、ダイレクトに味もわかるので今はこの方法をで行っています。

 

  先生に処方して頂いている尿クリームを朝に顔に塗布と、寝る前に両肩・両胸・両臀部・顔に尿クリームの塗布をしています。あとは、全身尿塗布マッサージを夜のお風呂でしています。体調が悪い時は2回行うこともあります。お風呂の時間は「自分の身体と心と向き合う時間」にしています。尿で身体をただ軽くさするだけなのですが、真っ赤になったり、痛みがでる箇所が毎日変わります。その場所は念入りに尿塗布をするようにしています。赤くなる場所や痛みがある箇所をしっかりとケアすること。疲れている時には念入りに尿塗布マッサージをして刷り込んで自分を癒やすこと。今の私にとっては欠かせないルーティーンとなっています。

 

  尿療法とレメディーをはじめてから最初の身体の反応としては、まず、下痢が出たり鼻水が出たり、顔の痒みが半分だけ出たりしました。最近では、治ったはずのアトピーが再発したり、今まで滞っていたのものがまた出てきているようです。まだまだ身体に様々な好転反応が出るのできついこともありますが、「身体と心が癒やされていく過程」と思えば乗り切れます。

 

  尿療法やレメディー療法をするようになってから病気への考え方が大きく2つ変わりました。

  1つ目は、私はずっとどこかで病気を誰かのせいにしていました。当時勤務していたきつかった会社のせい、上司のせい、友達のせい、ストレスのせい、弱い身体のせい…誰かのせいにすることで気持ちも楽だったのです。その間違った考えに気づくことができました。

 2つ目は、今までの自分は「誰かに治してもらう」という受け身の考えていたことです。病院の先生や薬、東洋医学の先生や時間が治してくれると思っていたこと。ずっとこの病気をうまく付き合っていけばいいんだと覚悟を決めたと表向きでは言っていても実は私の諦めだったのです。

私は全く、自分が病気を治すことに向き合っていなかったことに気づきました。病院に通院していれば大丈夫。こんだけたくさんの東洋医学の治療をしているから治る。それはすべて誰かに頼った治療であったこと。でもその考えは違ったのです。私がちゃんと自分と向き合えていなかったのです。約10年間、ずっと気づいてあげられなくてごめんね。といえるようになりました。

 

  この2つの変化は私に「自我」が出来たことの証明となりました。私は今までずっと「自我」がなく、家族や誰かにずっと依存して生きてきたのです。

まだまだ毎日、不安と発作の恐怖から解放されることはありませんが、この「気づき」はこれからの私を大きく変えてくれると確信しています。

 

  そして、尿療法をしてとても驚くことがありました。それは、1年前に「帯電障害」と診断され、私の体内の帯電量の数値が0.9から0.2まで下がりました。0.2というのは、普通の方とほとんど変わらない数字です。体感としては、夜の尿塗布の際に尿の足湯をするのですが、人とたくさん会った日や外出した日、パソコンを長時間した日は、尿に足をつけるだけで足がじわじわとビリビリしてきて、抜けていく感じがします。

  2017年の6月からはじめたので約1年ですが、尿療法は私の長年の滞りを解毒してくれています。まだ、薬も服用し病気の発作もありますが、確実に完治すると確信できるまで気持ちが前向きになりました。決して近道はなく、私はひたすら毎日尿療法やレメディー療法などを行って自分を癒やしていくのみです。

この1年でやっと、自分で自分の身体を治すための覚悟を決め、自立したいと思う心を持てるようにまでなりました。尿療法はまだ1年と日は浅いですが、これからどんな好転反応も乗り越え、病気を克服し、また新しい自分に出会えることが楽しみです。

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