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自家療法の原則と「尿療法」

  1944年当時、アメリカで最も啓蒙的な医者の一人と認められていたチャールズ・ダンカン(Chas.H.Duncan)博士は、彼の著書「自家療法」の中で次のように述べました。

 

  「病原性の浸出物には人体にとって有害な物質が存在しており、患者はその有害物質に対して治癒が生じるための抵抗力を獲得する必要がある。言い換えるなら、自家療法という考えにおいては、患者は常に患者自身の体内に、適切な有毒物質を有しており、医者はその有毒物質を見つけて、その毒性物質に対しての免疫抵抗力を刺激するように、適切な薬剤を適切なインターバルで投与することが役割となるのである。」

 

  この文章の中の、「病原性の浸出物」を「患者から排出された尿」という言葉に置き換えるだけで、飲尿療法が自家療法として最善の効果を発揮する理由をほぼ理解出来ることでしょう。そして、医師による治療ではなく、自己尿を用いる尿療法の、バッチフラワーレメディとも類似する、際だった特徴は、これを治療法として用いるのに、「病名を知る必要が全くない事」です。これは、尿が病気の原因に関わらず、その疾患を引き起こしている毒素を分解排泄し、正常な組織に置き換えるために必要な、最善の材料と完全な情報を自分の身体と免疫システムに提供するというその作用機序に由来するものです。多少の身体的不調や、情緒不安定であれば、毎朝コップ1杯の自己尿を飲み続けるだけで、そのほとんどが数週間から数ヶ月で消失してゆくことが、クリニック光のいずみの患者さん達の実践からも確認されています。

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